走れ!登れ! 唐揚げライダー

カラッと揚がった唐揚げが大好きな、三十路ライダーのオフロード奮闘記。「いのちだいじに」、果敢にガレ場アタック!

ありがとう。そしてさようなら。

このタイトルでおおむね事情は察していただけたでしょうか?

 

バイク乗りという人種は、総じて移り気な方が多い気がします。少なくとも、私の周りの人たちはそうです。なんといっても趣味の乗り物ですから、「自分が楽しめる」ということが一番。今乗っているバイクが自分の一番でなくなってしまったら、それに乗り続けるのは苦痛になってしまいます。

バイク乗りには複数台所持というリッチな方も多いです。置く場所があり、維持できる経済力があればそれもいいと思います。自分の一番をたくさん所持できるなんて、幸せですよね。

ですが、私はアパート住まい。嫁1人に子2人。バイクを2台持つという選択肢はないと断言できます。

 

本格的にオフロードを走るにあたって、まず私が選んだバイクは「Kawasaki スーパーシェルパでした。

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こいつとの出会いに関しては、上記参照。最初は赤外装だったんだよなあ。

 

自分がこいつを選んだ理由は、主に3つだったと思います。

1つ F21インチ・R18インチのいわゆるオフ車であること 

2つ 足つきがいいこと

3つ そこそこパワーがあること

 

シェルパはこの3つのニーズにはきっちり応えてくれました。ガレ場では、2足2輪でなんとでも進んでいけたし、十分なパワーで道中のオンロードも快適でした。

 

でも、乗り込んでいけば行くほど、ネガも見えてきます。

●タイヤが選べない

スイングアームが小さく、いわゆるトレールタイヤしか履けない。EDタイヤで履けるのはED03/04のみ。チェーンのコマを増やしたり、チェーンガードを取ったりすればもうちょっと大きいのも履けたようだが、いかんせんバクチ。細いタイヤだとそれだけ設置面積も減るから、泥やガレのヒルクライムなんかだと差を感じた。

●変なギア比

1速がスーパーローで、2・3速が近く、4・5・6速と徐々に遠くなる。オフロードでは2・3・4速を駆使して走れということなんでしょうが、4速以降がハイギアードすぎて扱いにくかった。5・6速は完全にオンロードを意識したギア比ですよね。やっぱり両立はむずかしいってことだ。

●フロントが重い

シェルパの重心はかなり前にある。実際ヘッドライト周りの部品は異様に重い。ヘッドのごついツインカムエンジンが前傾して設置されているのもそれに寄与していると思われる。

よって、丸太越えやガレ場の上りなどの際に非常に重さを感じる。逆に、ダートの下りやオンロードでは安定していた。

 

ここで断言しましょう。シェルパ「オフロードバイクの形をしたオンロードバイクである」と。いや、オフロードも走れます。ですが、どちらかといえばオンロードを得意とするバイクです。いわゆるディメンジョンがすべてそっち寄りなんですよ。

 

このことに気付いたのは、飛べないデブさんのセローに乗らせていただいたとき。セローに乗って、木と木の間を自由に駆け巡ったあとに私はこう思いました。

「ああ、もうシェルパじゃ戦えねえな…。」

 

気が付くと私は、ふらふらと赤男爵に寄っていました。

 

~続く