今日は危なかった。いやマジで、バイク置いて帰ろうかと思った。今無事に、家でこの記事を書くことができていることに感謝したい。山の神様はまだ俺を見捨ててはいないようだ。
細かい説明をするのはめんどくさいので、この画像で今日の状況をご理解いただければと思う。
この状況にもっていくまでにも、かなりの苦労があった。最初はなんとかタイヤを外さずにリカバリできないかと考えた。だがご覧の通りの泥。人ひとりの力では到底不可能だった。
この後、無事に何事もなく…とは問屋が卸さなかった。
外したタイヤをもとに戻すには、リアを浮かせる必要がある。だがスタンドの立ちも十分でなく、寄りかかれるような木も周りにはなかった。そこで、バイクを寝かせたままの作業となるわけだが、これがまた難しい。リアのパッドにうまくディスクが食い込まない。それだけでなく、左右のカラーもうまくはまらない。
そんなこんなしているうちに、パッドを紛失。結局リアブレーキは捨てて下山することを決める。
しかしまだまだトラブルは続く。今度はアクスルのナットを紛失。なにせご覧の状況、泥に埋没してしまえばほぼアウトである。
リアアクスルのナットがない。刻々と迫る時間。「16時を回ったら山を下りる」というのは、これまでの経験から自分で決めたルールだ。命を守るために、これだけは堅守したい。
、、、もうこれしかないか!?藁にもすがる思いで最終手段を決行。
そして無事帰宅。
『必殺 ビニールテープぐるぐる巻き 』
今回運が良かったのは、すぐそばに沢が流れていたことです。汚れた部品を洗ったり、体を冷やしたり…。あの沢がなければ今回の生還はありえなかったでしょう。
今回の教訓
「 背の低い藪と泥にはご用心 」